2017年9月16日~18日に開催されたアジア初のワールドカップ『2017 Slackline World Cup Japan』
で日本の細江 樹が優勝した。
長野県は小布施町に世界9カ国から集まった25名による世界一決定戦が開幕。
世界にライブ配信された屈強なトリッククライダー達によるパフォーマンスは観客を熱狂させた。
ジャッジはISIによる国際ルールにより判定され2回の演技からベストポイントを算出し、予選、準決勝、決勝と上位選手から駒を進める事になった。
台風が接近する最中での予選では強風でラインが揺れ、雨の中での滑りやすいコンディションとなった。
そんな中でも国際大会への出場経験が多い選手たちはベスト16入りを果たし予選を勝ち上っていく。
準決勝では8人に絞られた世界のトップライダー達がしのぎを削る。ダイナミックな跳躍を見せる南米の選手達が大技のコンビネーションをメイクし上位に、日本人選手達はトリックの精確性でポイントを積み上げた。
ベスト8選手による決勝では台風一過の青空。暑いほどの天候がより大会を白熱させる。
決勝一回戦では表彰台圏外のポイントとなる細江 樹だが、集中力を取戻し最終戦で自身でもメイクした事の無い大技”エストニアンバックフリップリバート”(ライン上で直立状態から後方宙返りで背中でバウンスし前方宙返りしライン上に直立する)をクリーンメイクし大逆転での見事優勝。昨年のワールドカップでは僅差で3位に留まったが、今年は晴れて1位の座を手にした。